KORG nanoKONTROLレビュー - LMOTION | エルモーション

KORG nanoKONTROLレビュー December 18, 2008 CVO | コメント(2) | トラックバック(0)

KORG nanoKONTROLの黒バージョンを買ったのでレビューでも。

先週には届いていたんですが、忙しくて触る暇が無くてやっと触れました。
値段が値段なので、筐体の作りがチープなのは仕方がないとは思いますが、使っているフェーダーやロータリーボリュームは思ったよりシッカリしたパーツですね。
ロータリーボリュームはトルクもしっかりあり、触っていて安心感がある感じです。
フェーダーは少し軽い気もしますが、滑らかな動きです。
ボリューム系パーツの質が良さそうなのはかなり好感触です。
この辺は使っていくと消耗していくので"初めだけ"なのかもしれませんがw

ただ色々と不満というか、もうちょっと何とかしましょうという部分もやはりあります。
コストダウンの為にドライバやエディタはダウンロードして下さいねって方向は良いと思うんですが、KORGさんサーバ遅すぎですw
ファイルサイズがあまり大きくないから我慢出来なくもないですけど、ナローバンド時代みたいな速度しか出なくてちょっとイライラしました。
nanoシリーズが出たばかりでリクエストが殺到していたのかもしれませんが・・・・。
それとメジャーDAW用のテンプレートなんか用意してくれていたら良かったと思います。

価格的にこれからDAW始めてみようって人が「なんかこういうのあると良さそう、安いし」と気楽に買うと、セッティングで躓く気がします。
判っていてもセッティング面倒だし・・・・・というか面倒でしたw
Cubase SX3でセットアップしましたが、パラメーター一個一個指定していく必要があるので全部のシーンを使えるようにするまでに2時間近くかかりました・・・。

「とりあえず買ってみたけど、設定とかよくわからねぇよ・・・」というCubase使いの人用に、セットアップしたファイルでもアップしておきます。

SCENE1～4まで使用してVSTミキサー36ch(フェーダー、パン、ミュート、録音可能)、トランスポートをコントロール出来るようにしてあります。

Cubase SX3で作成したので他のバージョンで使えるかは不明です。

※使用する際は自己責任で。何かあっても責任持てません。

nk_cubasesx3.zip

以下ファイルの使い方です。

nk_cubasesx3.zipを展開すると
・For Cubase SX3.nktrl_set(KORG KONTROL Editor用ファイル)
・KORG nanoKONTROL for Cubase GR.xml(Cubase Generic Remote用xmlファイル)
が入っています。

まずはnano側の設定から。

nano側は基本的にはプリセットですが、SCENE1と4で同じCCを使っている箇所がある為、SCENE4の1ch部分のMIDI chを10chに変更してあります。ミュート、録音可能ボタンのBotton BehaviorをMomentaryからToggleに変更しています。

For Cubase SX3.nktrl_setをKORG KONTROL Editorで読み込み、"シーン・セットを書き込み"にて本体に書き込みます。
書き込みが終了したらnanoKONTROL側の設定は完了です。

次にCubase側の設定です。

まずはCubaseのデバイス設定でGeneric Remoteを作成します。

デバイス/デバイス設定を開き、デバイス設定の中の〔＋〕をプルダウンしてGeneric Remoteを選択すると新たにGeneric Remoteの項目が生成されます。

このGeneric Remote内でnanoKONTROLを制御する方法を設定します。

上記の"KORG nanoKONTROL for Cubase GR.xml"を使って設定する場合はGeneric Remote内の"読み込み"からxmlファイルを読み込みます。

MIDI入力をUSB オーディオデバイス(Windows XPのみ)に設定します。他のOSは取説などを参照して下さい。

これでnanoKONTROLが使えるようになっている・・・・と思います。
他の環境で試してないので、駄目だったらごめんなさい＞＜
36chまでトラックが無いプロジェクトの場合は一番最後のトラック以降にインプット、マスター、オーディションなどがアサインされるようです。

後はお好みでアサインするパラメーターを変えたりして使いやすいようにカスタムして下さい。

色々と書きましたが、セッティングさえ済んでしまえば中々良いコントローラーかなとは思います。
如何せん金額が安いのが魅力ですね。
これで少しはオートメーション書くのが楽になれば良いな。。